高速道路で故障や事故を起こした場合【2】

高速道路で故障を起こした場合は、精神状態が冷静ではいられなくなるものです。

ただでさえ突発的な事柄が起きれば、身がすくんでしまいます。

日頃からのシュミレーションが必要でということでしょう。

様々な場面を想定し、この場合はどうすることが最適かということを想像しておくということです。

例えば追い越しをかけたときに加速し追越車線に進入したとき、アクセルの異常を感じてしまったとします。

加速ができない状況ですね。

この時に路肩に寄せる必要がありますが、ここでビビってブレーキを踏んでしまうと二度と加速はできません。

追越車線に止まってしまうなど最悪。

このような場合にはすぐにハザードを点灯させ、ブレーキを踏まないまま車線変更を行い路肩に寄せることが必要です。

他車が事故を引き起こす可能性を、できるだけ少なくしなければならないということです。

またトンネル内で異常を感じた場合も、怖くてもそのまま走り抜けることを優先したほうが、他者を巻き込まない可能性が高くなります。

まず自分の身よりも、他者を優先しなければならないことが増えるのです。

新型アコード

トンネルで異常を感じた場合。

トンネルの火災は、流体力学で言うところの煙突効果を発生させ、大変危険なものとなります。

多少の異常でも車が燃えるということが、万が一であっても考えられないことはありません。

とにかくトンネルを脱出することが、他者を危険に晒さないこととなります。

自分は助かっても、他者にかかる迷惑や生命の危険に晒すことになりかねない。

昔、トンネル内で自分の荷が出荷していることに気がついたトラック運転手が、火を出したままトンネルを走りぬけ、被害を最小限に抑えたというニュースが紙面を賑わしたことがありました。

大変勇気のいる判断であったろうと思いますし、ドライバー本人も「怖かったが、走り抜けるしかないと覚悟した」とインタビューに答えていた記憶があります。

高速道路ではありませんが、北陸トンネルの列車火災を期に、トンネル内火災が発生した場合は乗客を安全車両に非難させ、トンネルを走り抜けるまで列車を停止させないように言われていると聞いています。

もちろんケースバイケースはありますが、最悪の中での「最良の行動」が望まれるということです。

先だってのトンネル内崩落事故の際、「唯一走り抜けられたスバルインプレッサWRX」が話題になりました。

スバルは「たまたまです」と他の被害者に対して配慮ある回答をしていましたが、実際にスバルの剛性と運動性能のおかげもあったと「さすがのスバル説」がネットを賑わせました。

一瞬の判断も大きかったでしょうし、それに応える性能と整備がなされていたと思われます。

タイヤひとつ満足でなければ、更に大事故を引き起こしたかもしれないのです。

何気なく高速道路を使用しますし一般道も走りますが、車の整備や車に見合った運転の重要さが異常の際には顕著に現れます。

トリアージ(優先順位の判断)もしかり。

車を走らせることは、不特定多数の他者に対しての責任も負うことになります。

心して「運転」「整備」「任意保険」を再度確認しましょう。